ごあいさつ&プロフィール
ごあいさつ
日本はいま、空前のインバウンド観光(訪日外国人旅行)ブームに沸いています。2013年に初めて1000万人を突破した訪日外国人の数は、それからわずか2年後の2015年には1974万人、東京オリンピックが開催される2020年には4000万人に達するのではないかと言われています。
日本に関心を持ち、日本を訪れる外国人が増えることは、日本人にとっても喜ばしいことですが、私が30年以上に亘り外国人と接してきた中で、ずっと気になっていることがありました。それは、何度も日本を訪れている“日本通”の外国人でさえ、日本の文化・慣習や日本人のことを誤って理解しているケースが思いのほか多かったことです。
以前、香港からいらしたお客様を温泉宿へご案内した際、身体にバスタオルを巻いて温泉へ入ろうとするので、慌てて止めたことがありました。また、ある有名なお寺へ行ったとき、丁寧に二礼二拍手一礼をしてお参りをするカナダ人を見かけました。イギリス人に友人を紹介したら、手を合わせてお辞儀をするので、「それはアジアの別の国に習慣だよ」と教えてあげたこともありました。
せっかく日本が大好きで日本を訪れてくれた外国人には、日本のことをよりよく理解してもらいたい。そして、日本の文化に直接触れて、ますます日本を好きになってもらいたい。
それを受け入れる日本人には、自分の町、自分の仕事への誇りを再認識して、我が街から日本の魅力を発信してほしい。そんな思いを日本のいにしえの呼び名「ジパング」に込めて、オフィスジパングを設立しました。
観光産業は数少ない成長産業、そして世界中の人々との交流を促進する平和産業です。
一緒にインバウンド観光を推進し、ニッポン再生の一翼を担いましょう!
プロフィール
通訳案内士 佐藤伸弘
Nobuhiro Sato
- ホテル・旅館業と飲食業を専門とするインバウンド戦略アドバイザー、通訳ガイド
- オフィスジパング代表
- 岩手県花巻市生まれ
- 横浜国立大学経済学部国際経済学科卒業
- 千葉県船橋市在住
- 保有資格:通訳案内士(英語)、実用英語検定1級、日商簿記検定2級、実用イタリア語検定3級
ホテル・旅館業と飲食業に特化した、インバウンド対応の体制を構築する専門家。
インバウンド対応により売上30%増を実現するための施策を提案、実行する。
日立製作所、三菱化学カルゴン、ハスクバーナ・ゼノア等で30年以上に亘り海外関連業務に従事。業務を通して、頻繁に日本を訪れる外国人出張者でさえ、日本のことをよく理解していないことに気づき、民間外交官とも呼ばれる「通訳案内士」の資格を取得し、訪日外国人に日本をよりよく理解してもらう活動を始めることを決意。
一方で、受け入れる日本側も、外国語が苦手等の理由で外国人への対応に躊躇するケースが多いため、特に訪日外国人と関わりの深いホテル・旅館業と飲食業に特化したインバウンド戦略アドバイザーとして、インバウンド対応体制の構築を推進している。
現役の通訳ガイドでもあることから、訪日外国人旅行者から直接意見を聞き、受入側のホテル・旅館や飲食店へ直ぐにフィードバックできることが大きな強みとなっている。
インバウンド対応は、今後の日本の観光産業にとって避けては通れない課題であり、同時に成長・発展の源泉。インバウンド対応をテコに、ホテル・旅館業界と飲食業界の活性化を進めることを使命として、日々奔走中。